カテゴリー:宗教、民間信仰、俗信
彼岸とは、春と秋に行われる仏教の行事。春分の日と秋分の日をはさんだ前後三日、計七日の期間をいい、仏壇に供え物をしたり、先祖の墓参りをしたりする。先祖の霊を祀る行事にはお盆があるが、彼岸は、お盆のように先祖の霊が団体でこの世にやってくるというわけではないのでこの世の人間はさほど忙しくない。
彼岸の言葉の意味は「向こう岸」。仏教の専門家に言わせれば、煩悩に満ちた此岸(しがん:こちら岸)に対して、悟りの境地をあらわすのが「彼岸」。われわれ素人からみれば「あの世」。(CAS)