カテゴリー:食文化、料理、食品、食材
立ち飲み(立ち呑み)とは、立って飲み物を飲むこと。風呂上がりにフルーツ牛乳を立って飲むのも立ち飲みの一種ではあるが、あえて「立ち飲み(立ち呑み)」という場合の飲み物は酒類である。酒類の立ち飲みは、客は安く手早く酔っぱらえるし、提供者のほうも酒屋の一角とか屋台など低コストで店を構えられるので、昔から見られる形態であるが、近年、立ち飲みのくせに生意気な値段で酒やつまみを出している居酒屋が増えており、会社帰りに一杯ひっかけて帰りたい人々の間で流行っている。このような居酒屋(居は座るという意味なので、正確には「立酒屋(たちざかや)」といわなければならない)は、座ってゆっくり酒を飲ませたりすると悪い酔いして人にからむイヤなヤツと一緒のときなど、軽く飲んでさっさと切り上げてしまえるので、飲んで帰りたいけど奥様の顔色も心配という方々にぴったりの業態だといえる。(CAS)