カテゴリー:食文化、料理、食品、食材
卵かけご飯とは、炊いた米に生卵を落とし、主に醤油で味付けして食べるものぐさな料理(というか、ご飯をおいしく食べるための食べ方の一種)。生卵が液体なので、卵「かけ」ご飯というのであって、目玉焼きにして同様の方法で食べるなら「卵のせご飯」というのであろう。「卵のせご飯」も「卵かけご飯」に負けず劣らずおいしいご飯の食べ方であるが、目玉焼きをつくるという一手間がかかるため、多くの無精な人々にとっては「卵かけご飯」ほど人気はない。
ところで、卵かけご飯において醤油は脇役であるが、おそらく醤油がなければなりたたない食べ物であり、醤油によってようやく食べ物としての体裁を保っているのだとさえいえる。(CAS)