カテゴリー:食文化、料理、食品、食材
温泉卵とは、ゆで卵の一種で、黄味が半熟、白身が生に近い状態のもの(「だから、なんなんだ」というものわかりの悪い人のために念のため説明しておくと、通常の半熟卵は、黄味が生に近く、白身は固まっている)。黄味と白身の固まる温度の差を利用して、比較的低温(65℃程度)の湯に通常より長時間(30分程度)浸けて作る。温泉に卵を浸けておくと自然にできるところからこの名がある。温泉卵は、温泉宿の朝食に添えられたりすると、「おお、温泉宿の朝だなあ」という風情が感じられなくもないが、日頃、わざわざ苦労して作って食べるほどのものではない(と、個人的には思う)。(CAS)