うんざりとは、退屈している、飽きている、いやになっているという気持ちを表現した言葉で、「部長の説教にはうんざりだ」などと用いるが、もちろん陰口に使う用語であり、いくら正直な気持ちの吐露でであったとしても、ケツをまくるつもりででもなければ、当の本人を前にして発する言葉ではない。
「うんざり」は、退屈する、飽きる、いやになるという意味の「倦(う)む」に「ずあり(……という状態である、という意味)」がついた「倦むずあり」が変化した言葉だといわれる。「倦むずあり」は、「私、退屈しています」という現在進行形の言葉であるが、だからといって、ケツをまくるつもりででもなければ、くれぐれも当の本人を前にして発してはならない。(CAS)