連帯責任とは、ある行為に関して当人または中心人物以外の複数の者が連なって負う責任をいい、「暴力事件の連帯責任を負って野球部は活動を停止しました」などと用いる。日本人は連帯責任を負いたがる傾向があり、先の戦争でも「酷い戦争を起こしたのはわれわれが権力者の暴走を許してしまったからだ」などと、なんの力もないちっぽけな庶民が責任を感じたりしている。おかげで事件の中心人物や組織の管理者は、そんなやさしい連体責任者達に甘えて、無慈悲な敵方の過酷な懲罰でもない限り、なんとかしらばっくれて責任を逃れようといつも狙っている。(CAS)