累進課税とは、課税標準(課税対象)が大きくなるにつれて、税率を引き上げて課税すること、早い話が「金持ちからたくさんぶんどれ」という税制をいい、現在の日本では所得税や贈与税がそれにあたる。その逆に「貧乏人ほど税額が割高になる」のが逆進税で、消費税はその代表的なもの。累進課税は、国民に多数決で判断させれば、賛成多数で「もっと金持ちから取れ」ということになるに決まっているが、「将来、金持ちになったら、みんな税金で持って行かれるぞ」といらぬ心配をする貧乏人が多いせいか、必ずしもこのような税制は支持されない。(CAS)