カテゴリー:音楽、演劇、芸能、映画
洋楽とは、西洋の音楽という意味だが、現代日本で「洋楽」といえば、主に欧米(主にアメリカとイギリス)のポピュラーミュージックのことをいい、クラシック音楽はいくら髪の毛を振り乱したドイツ人が作っていても洋楽とは呼ばれず、また、同じアメリカ大陸の音楽でも、ケーナやチャランゴなどという楽器を使い、新宿駅前でのんきそうに演奏している人々の音楽は「ワールドミュージック」といったくくりに入れられる。
日本において洋楽は、日本の歌の愛だの恋だのというふやけた歌詞にうんざりしている若い連中が、純粋にかっこいい音楽を楽しもうという気分で、アメリカ商業主義の巧みなPRを受け入れて聞き始めるケースが多いが、ついでに英語の勉強もしようなどとスケベ心を起こすと、日本の音楽以上に目もあてられないふやけた歌詞のオンパレードに、激しくうんざりさせられる。また、そんなどうでもいい歌詞をわざわざ日本語に訳して、解説までしてくれる音楽関係者の皆様にも同様にうんざり感を抱いてしまう(注:個人的感想です)。
日本人の洋楽の受け入れ方を歌詞や歌い方に取り入れて成功したのが、サザンオールスターズというバンドである。(CAS)