カテゴリー:慣用語、擬声語、擬態語
雪だるま式(雪達磨式)の「雪だるま」は、丸めた雪玉を二つ重ね、木炭や炭団(たどん。丸く固めた炭)で顔を作った雪人形のこと。「雪だるま式」は、その雪だるまを作る過程で、丸めた雪を転がして周りに雪をつけながら雪玉を大きくしていくことから、なにものかが雪玉のようにどんどん積み重なってふくらんでいく様子を言い表している。雪玉は坂道を転がり落ちるとき急激に大きくなるイメージが強いので、「雪だるま式」も本来の雪遊びを離れて「下り坂」のイメージでとらえられ、「借金が雪だるま式に増える」などと用いられる。雪だるまづくりも無邪気に遊んでいられるのはいまのうちだぞと子どもたちに教えているのである。(CAS)