湯を沸かすとは、火や電気に依頼して水に熱を加え、高温にすることをいう。
日本では水を湯にすることを「湯を沸かす」と言い、本当は「水を沸かす」と言うべきではないかと理屈をこねる人がいるが、「沸く」とは湯が沸騰し泡が続々と水面に昇ってくる(湧く)ことを意味し、「湯を沸かす」は「湯を沸騰させる」という意味。したがって、沸騰しない水を「沸かす」と言うのはおかしい。ちゃんと表現したければ「水を熱して湯にし、さらに熱して湯を沸かす」というべきである。
風呂の湯は沸騰するほど熱くしないが、熱い湯にすることを「沸かす」と例えたものである。(JPZB)