痩せの大食いとは、痩せているのに大食であることをいう。大食いなのに痩せている人を不思議に思って言ったのがこの言葉であろう。確かに痩せている大食家は、食べたもののエネルギーが運動エネルギーにも知的エネルギーにも転化したように見えず、それがどこへ消えてしまったのか謎であり、人体の神秘を感じさせる現象ではある。
また「痩せの大食い」は、痩せている人が太っている人ほど大食でなくても、相対的に多量に食べたように感じられるためか、あるいは痩せていて小食の人があたりまえすぎて影が薄いためか、「痩せている人ほど総じて大食である」という意味でも言われる。(CAS)