メーデーとは、もとは西洋各地で5月1日に夏の訪れを祝ってどんちゃんさわぎをするお祭りの日だったが、1886年のこの日に、アメリカで労働団体が8時間労働制を要求してストライキとデモを行ったことから、「労働者」が存在する国では「労働者のお祭りの日」と認められている。
メーデーは、日本の国民の祝日が集中するゴールデンウィーク(4月29日〜5月5日)の中間にあたるのだが、祝日ではない。当然のことながら、国民の大半が「メーデーも祝日にしたらどうか」と考えているが、「労働者」が嫌いな日本政府がかたくなに祝日化を避けている(日本政府は米を作る農民は好きなので、日本の労働者の日は米の収穫を祝う11月23日に設定されている)ものだから、ほとんどの労働者が有給休暇を使って家族サービスやデモへの参加をせざるをえないという「アンチ労働者の日」となっている。(CAS)