虫の知らせとは、人間の体内に住むといわれる昆虫がその人にもたらしてくれるニュースという意味で、第六感や霊感による予知情報のことをいう。第六感や霊感による予知能力が、一般的にあまり楽しいお知らせをもたらさないように、「虫の知らせ」も近しい人の死や災難のお知らせが主であり、もっと明るいニュースをわれわれに知らせてくれれば、虫たちともう少し親しくしてやってもよいのにと思わせる。
人間の体内に住むといわれる「虫」は、「虫の知らせ」のように予知能力をつかさどったり、「虫のいどころが悪い」「虫が好かない」というように感情を左右したり、「虫が起きる(子どもが病的な症状を起こす)」というように病気の原因になったりと多方面で活躍しており、人間活動になくてはならない存在となっている。(CAS)