胸を借りるとは、相撲で下位力士が上位力士の胸めがけて突進する練習風景から、実力者に練習相手になってもらうことを意味し、決して豊胸手術を例えた言葉ではない(そもそも豊胸手術で胸に詰め込むブツはレンタルではないだろうし)。
日本では、スポーツの試合で強い相手に挑戦するとき、挑戦者が「胸を借りるつもりで」とか「当たって砕けろ」などと口にする。つまり、相手が強いことはわかっているのに、練習のときのように正面から堂々と挑むといっているわけで、弱者が弱者の戦法をとらず無策でいるから、いつまでも強者をのさばらせておくのだといいたい。(CAS)