カテゴリー:食文化、料理、食品、食材
無銭飲食とは、料理店などで飲食したのに料金を支払わないことをいう。「無銭」とは「金がない」という意味。金は持っているのに、なんらかの主義主張やこだわりがあって金を払わない場合は、「支払い拒否」とでも言うべきであり、「無銭飲食」という言葉はあくまで、一杯のかけそばを注文することさえできないレ・ミゼラブルな人々に捧げられるべきであろう。
無銭飲食には、飲食した後店員のすきをうかがって逃げ出す「食い逃げ」と、飲食した後「金がない」ことを打ち明けて開き直るケースがある。後者の場合無銭飲食者は、「払いたくても払えないんだからしかたない。煮るなり焼くなり好きにしてくれ」などと言うことがあるが、彼は料理を食べてしまったから、今度は自分を料理してもらおうというわけである。(CAS)