無茶振り(むちゃぶり)とは、無理やり他人に話の続きを引き受けさせるという意味で、テレビ番組などで、話題につまった司会者や出演者が、他の人に強引に話の落ちをつけるよう依頼することをいう。実際は、振られた人間の素早い対応力を判定する抜き打ち試験のようなもので、たいした芸もないのにちょろちょろテレビに顔を出している芸人に対するいじめでもある。しかし、急に振られた芸人も心得たもので、「ここでむちゃぶりしますか」と、とりあえず軽く笑いをとっておいて、その間に対応策を考えるというリスク回避の手段を講じている。(CAS)