カテゴリー:慣用語、擬声語、擬態語
真っ当(まっとう)は、「完全に」という意味の「全く」から転じた「全う(まっとう)」と同じだが、「真っ当」という当て字を使う場合、「まとも」「まじめ」という意味で、「真っ当な仕事に就きなさい」「真っ当な人間はそんなことはしない」などと用いる。これらは「普通の仕事に就きなさい」「普通の人間はそんなことはしない」と言い換えられるが、要するに、人間として「普通」の状態を100%つまり「全う」と考え、道徳心や社会性に欠けた「全うでない」ハンパな連中に対して、普通で面白みのない人生を勧めるのがこの言葉である。(CAS)