カテゴリー:食文化、料理、食品、食材
松茸(マツタケ)とは、日本の秋の味覚を代表するきのこ。香木のような独特の香りが売り物だが、この香りが食材として本当にふさわしいのかという検討もなされないまま、高級品として珍重されている。
松茸は、マツ類の根元に寄生し、栽培が難しい。また、近隣諸国からの輸入物はなぜか香りが弱く、国産物の希少性がなおいっそう高まる。そのため松茸山の所有者は、侵入者の乱獲を恐れて、収穫期になると夜も眠れない日々を送っている。とはいえ、その時期くらい一睡もできない夜が続いたとしても、見返りを考えればお安い御用だと言わざるをえない。(CAS)