臍(ヘソ)とは、あなたがカエルでなければ、腹の真ん中に開いている穴。身体の真ん中にあることから(たいして人体の役に立っていないにもかかわらず)、ものごとの中心、中央にあたる部分、最も重要な部分をさす言葉として、「日本のヘソ」「文章のヘソ」などとも用いられる。
日本には、雷を鳴らす神様は子どもの臍のコレクターであるという言い伝えがあり、子どもたちが腹を出して寝ないよう戒めとしている。親に「雷様にヘソを盗るられるよ」などといわれたとき、「穴状のものをどうやって盗むのか」という疑問を抱く子どもがいたら、将来を期待してもよさそうである。(CAS)