この辞典の使い方>「へ」で始まる言葉>下手の考え休むに似たりの意味
カテゴリー:ことわざ、故事成語、名言、名句
下手の考え休むに似たりとは、囲碁や将棋などで下手(弱い人)はいくら長考しても効果的な手を打てないことから、考えても休息していたり寝ていたりするのと同じだという意味で、多少上手な人が「どうせ負けるんだから考えてもムダ。さっさと次の手を打てよ」と相手をあざけりつつ言う言葉。このことわざは一般社会にも応用され、考えてばかりいて行動しないヤツを批判する際に用いる。しかし、囲碁や将棋では次の手を打たなければ負けてしまうが、一般社会ではおバカなヤツにはなにもしないでもらったほうが、ものごとがうまく運ぶことも多いようである。(CAS)