へったくれとは、価値がないと思うものやとるにたりないと思うものをののしっていう謎の言葉で、主に「○○もへったくれもない」という言い方で用いる。例えば、泥酔して自動車を運転している人物は「規則もへったくれもあるものか」などといきがってわめいたりするが、それ(規則)が無価値だと思っているのはこのハンドルを握っているバカだけであって、検問中の警察官にそんなことをいっても「規則はへったくれではありませんよ」と諭されるだけである。
へったくれのもととなった言葉については、ヘタクレ、ヘタキレ、ヒョウタクレなど諸説あるようだ。要するに、「へったくれもへったくれもあるものか」というような、わけのわからない言葉なのである。(CAS)