カテゴリー:経済、ビジネス、職業
へそくり(臍繰り)とは、へそくり金(がね)の略で、主婦などが倹約したり内職したりして内緒で少しずつためた金をいい、旦那が困ったときに差し出したり、旦那が困っていても差し出さず、離婚したときのためにとっておく隠し資産のことである。
へそくりの「へそ」は「綜麻」と書き、紡いだ糸を巻いた束のことをいう。「へそくり」はその「綜麻」を巻くこと。「へそくり金」は、へそを繰ってためた金、つまり織物の内職をしてためた金といった意味あいの言葉である。「臍(へそ)」は当て字だが、多くの日本人は「へそくり」が、腹の真ん中にある「へそ」を「くる(たぐる、めくる、順に数える?)」ことだと、それが隠し金となんの関係があるのかわけもわからず考えている。(CAS)