富士山とは、日本で一番高いうえ、周りに山岳がないので孤高を保ち、しかも立ち姿がすっきりして美しいという、奇跡的な特性を供えた山。現在は眠っている休火山なので清楚な美女のように見えるが、ときどき理由もなく激しく怒り出すことがあり、怒ったらもう手がつけられないので、多くの日本人からまるで怖い奥様のように崇められ、恐れられてきた。
近年、国連の世界遺産の「自然遺産」に富士山を登録しようとする動きがあるが、人間により汚されすぎたゴミの山だといちゃもんをつけられ、推薦を見送られている。しかし、これほど日本人に愛された対象は他になく、ゴミの山をそれを表しているものであり、「文化遺産」としてのゴミ込みで、「複合遺産(自然遺産と文化遺産の要素を兼ね備えた世界遺産)」として登録されるべきである。(CAS)
上記のようなたわごとをうだうだ書いていたところ、富士山は2013年6月に「世界文化遺産」に登録された。おめでとうございます。(CAS)