贔屓(ひいき)とは、「贔屓(ひき)」の「ひ」が長音化したもので、大いに力を用いることを言い、現在では主に、気に入った人を応援したり援助したりすること、またそういう人のことをいう。ひいきされている方の人々(芸能人、スポーツ選手など)からみれば重要なスポンサーでありパトロンであるので、ていねいに「ごひいき」「ごひいき筋(ひいきしてくれるグループ)」などと持ち上げていう場合もある。
「贔屓(ひき)」は、中国においてカメに似た伝説上の動物(見た目、ほとんどカメなので、カメと言ってもいいようなものだが、下記のように神秘的な性質があるので……)で、竜の第一子であり(どんなかけあわせをしたら竜からカメが生まれるのか……)、重いものを好んで背負う習性があるため石碑などの台座に彫刻されている(ボランティア精神にあふれているのをいいことに人間に搾取されているか……)ことが多い。そのような姿から、「贔屓(ひいき)」は縁の下の力持ちとして力を尽くすこと、そのような人を言うようになったという。(CAS)