カテゴリー:ことわざ、故事成語、名言、名句
貧乏暇なしとは、貧乏人ほど忙しくて時間の余裕がないという意味のことわざ。暇がないほど忙しければ(つまり労働時間が長ければ)、貧乏からは解放されるはずであるが、そうならないというのは、まるでマルクス主義で定義された労働者のような状況であり、①昔ながらの資本家に搾取されている、②どこかのアルバイトのようなよほど効率の悪い仕事についている、③普通の人なら一時間で終わる仕事に一日かかってしまう、④営業活動で忙しく走り回っているものの、要領が悪いのでまったく成果があがらない、⑤その忙しさは賃金を稼ぐための労働時間に費やしているのではなく、主にボランティア活動に裂かれている、⑥要するに、人にものを頼まれるといやといえない性格で、人のためにばかり走り回っている、といった原因が考えられる。(CAS)