カテゴリー:慣用語、擬声語、擬態語
火の車とは、家計が苦しいことを表現した言葉。家計が破綻して生きる希望もなくした状態というより、借金をかかえてあくせく動き回る元気のまだある状態をイメージしているように思える。
仏教の教えでは、この世は燃えている家であり、その家の中で激しく回転しているのが火の車だとか。しかし、大げさすぎてリアリティにかける例えだったためか、あまり説得力がなく、「家計の苦しさ」程度の例えに矮小化される一方、いくらでも想像がふくらむ地獄にレンタルされ、残酷な拷問器具としてフル回転している模様。(CAS)