白眉とは、白い眉毛という意味だが、多数の中で最も優れたものというたとえで用いられる。中国・三国志の時代、蜀の国の馬家の五兄弟は秀才の誉れが高かったが、中でも長兄の馬良が最も優秀であった。馬良は幼いころから眉に白い毛が混じっていたところから、「白眉」というニックネームで知られ、そこから「とりわけ優れたもの」の意でこの言葉が用いられるようになったという。つまり、たまたま最も優秀な人物の眉が白かったから「白眉」になったのであって、現代であれば、「茶髪」「巨乳」「メタボ」なんていう言葉ができあがっていたかもしれない(まあ、それはないか……)。(CAS)