バタバタとは、板などが風にあおられてたてる音、物が連続的に倒れる音、あるいは鳥が激しく羽ばたく音を表した言葉で、そこから、おもちゃを買ってほしいがために床に寝そべってだだをこねている子どもが手足を激しく動かしている様子、つまり、ギャグマンガで手足の動きをその輪郭を何本も描くことで表現した様子を、「手足をバタバタさせている」とひとことで言い表すのに用いる擬態語。さらにそこから、手足をギャグマンガのように激しく動かさなければならないほど忙しい状況をも表現する言葉としても機能し、仕事をサボっていたやつが、「年末なのでなにかとバタバタしてまして……」などと言い訳に使ったりする。(CAS)