カテゴリー:副詞、助詞、接頭語、接尾語
どさくさとは、災害や事件によりあたりが騒然としている状態をいう。つまり、政府があまり人気のない政策を押し進める絶好の機会のことである。「どさ」は、江戸時代後期に佐渡金山の人足確保のために行われた博徒狩りを、「佐渡」を逆転させて「どさ」といったところから来ているとする説があるが、江戸時代初期に井原西鶴は「どさくさと入り乱れ」(『世間胸算用』)などとすでにこの言葉を使用しているので、博徒狩り説は、話としてはおもしろいが、あまりあてにならないようである。(CAS)