カテゴリー:擬声語、擬態語、副詞、感動詞、接頭語、接尾語
どかん(または、どっかん、どかーん、どっかーん)とは、物がぶつかるときの大きい音や鉄砲や爆弾の爆発音を表す擬音語。また、大きな音がしたときのように人々を驚かせる出来事や行いについて表現する言葉で、例えば野球で強打者になんとかホームランを打ってほしいと期待するとき、実際にバットにボールが当たる音とは異なるが「どかんと一発決めてくれ」などと応援する。
「どかん」は音の大きさや衝撃や感動の強さによって、「どっかん」「どかーん」「どっかーん」と表現を変える。「どかーん」や「どっかーん」のように語尾を伸ばす言い方は、周辺にこだまが響くほどの大きい音や衝撃的なできごとについて用いる。
しかし、どかん(どっかん、どかーん、どっかーん)という表現は、その種の音をやや戯画化、陳腐化している傾向があるために、SFものやサスペンスものなどシリアスな劇画では、効果音としては決して用いられない。(CAS)