カテゴリー:慣用語、擬声語、擬態語
適当とは、目的や要求に沿っている様子を意味する。しかし、「適当にやる」「適当に済ませる」などと言うと、本来は目的や要求に沿ってやらなければならないところを、雑にしたり手を抜いたりして終わらせる様子をあらわしており、現代ではこちらの使い方の方が優勢。その場合は「テキトー」とカタカナで書き表すと、よりテキトー感が伝わって好ましい。つまり「適当(テキトー)」は、日本人が「目的や要求に沿ってしっかり実行しました」などという本人による報告をほとんどあてにしていないという事実をものがたる言葉なのである。(CAS)