カテゴリー:住文化、住環境、建築、インテリア、調度品
机とは、勉強するとか読書するとか称してその上に肘や腕、頭を乗せて眠る台のこと。つまり勉強するにしても眠るにしても、あまり使い心地のよくない中途半端な家具ということである。もとは食器などを乗せる台状のもの一般をいったが、現代では主に読み書きをするための文机(ふづくえ、ふみづくえ)のことをいう。「つくえ」は、「杖を突く」のように棒状のものを垂直に立てるという意味の「つき(突き)」に、棒状の支えるものを意味する「え(枝・柄)」が付いた言葉ではないかと考えられている。まさに頬づえをついて居眠りするための台にふさわしい語源である。(KAGAMI & Co.)