カテゴリー:慣用語、擬声語、擬態語
ちょっと見(一寸見)とは、ちらりと見ることをいうが、ちらりと見た方ではなく、「ちょっと見カワイイと思ったけど…」のように、ちらりと見られた方のありさまを言うときに用いる場合が多い。つまり「ちょっと見」は、笑える顔をきれいな顔に見せるシチュエーションのひとつである。その昔研究者が、「夜目遠目傘の内(よめとおめかさのうち)」つまり「夜見たとき、遠くで見たとき、傘をかぶっているところ」と同様の事象を分析したが、これに「ちょっと見」は、「盛り顔」「欲目(好きな人を見る目)」などとともに加えることができるであろう。(CAS)