この辞典の使い方>「ち」で始まる言葉>ちゃきちゃきの意味、語源
カテゴリー:擬声語、擬態語、副詞、感動詞、接頭語、接尾語
ちゃきちゃきは、正当な血筋であるという意味で、「ちゃきちゃきの江戸っ子」という言い方がよく知られている。「ちゃき」は正妻、正妻の子ども、直系の子孫を意味する「嫡(ちゃく)」が音変化したものといわれる。意味としては「ちゃきちゃきの浪速もん(大阪人)」といってもおかしくないが、音の響きからか決してそういう言い方はなされない(「浪速もん」はやっぱり「こてこて」でなくちゃね)。おそらく「ちゃくちゃく」が江戸時代中期ごろに「ちゃきちゃき」に変化し、その威勢がよくておっちょこちょいな語感から、江戸っ子御用達の言葉になったものかと思われる。(CAS)