カテゴリー:食文化、料理、食品、食材
赤飯とは、もち米に小豆(あずき)などを混ぜて蒸したもの。小豆の色が米に移って赤茶色になることから赤飯(赤い飯)という。また、もち米を蒸したものを「強飯(こわめし)」というが、豆を混ぜた赤飯のことも「おこわ」ということもある。赤い色がハレの日の食事にふさわしいというので、赤飯は祝い事に用いられる。そんなにめでたい食べ物だったら毎日食べればよさそうなものだが、毎日食べるほどたいしてうまくないし、毎日毎日食べつつけたらめでたさもありがたさも薄れてしまうので、ここぞというときの決め球として饗されるのである。(CAS)