背中を丸めるとは、背骨を前方に湾曲させ前かがみになるということ。落胆したり、悲しさやひもじさを感じていたり、寒かったりしたときに人がとる仕草で、「背中を丸めてすごすごと帰っていった」とか「不景気の上に寒波が重なって、人々が背中を丸めて歩いている」などと用いる。「背中を丸める」といっても、座っている猫の背中が曲がっているのは、猫が落胆しているわけでも、不景気を感じているわけでもなく、骨格の問題でそういう姿勢になっているだけである。同様に、背中を丸めて歩いている人がすべて物思いにふけっていたり、悲しさを感じているわけではなく、寒波の中を背中を丸めて歩いている人々の2割くらいは単に猫背なだけである。(CAS)
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