カテゴリー:日本論、国民性、習慣、礼儀
正座とは、両膝を折り、ふくらはぎをクッション代わりにして床の上に座る方法で、日本で最も礼儀正しい座り方とされている。なぜなら、相対している人物を殺すために立ち上がろうとしても瞬時には立てず、脚が麻痺している場合もあり、「私はあなたを殺す気はない」という意思表明になっているからだ。
狭苦しい部屋を好んで用いる茶道では、客を詰め込むために、座ったとき大きなスペースを占領しない正座が採用され、招待客の不評を買っている。おそらく、日本の伝統である茶道を海外の礼儀作法を知らない人々に軽々しく広めたくないという底意があるものと思われる。(CAS)