千三つ(せんみつ)とは、千回に三回しかほんとうのことを言わない人、つまり、〇・三パーセント(千分の三)の確率で真実を言う人のことであり、「うそつき」という意味の俗語で、江戸時代初期にはすでに登場していた言葉らしい(したがって、現代ではかなり古めかしい言い方である)。しかし、発言のほとんどがウソであるところから、単純でわかりやすいうそつきであり、さほど悪意のある表現ではない。真実を言う確率でいうなら、三一(さんいち)くらいのうそつきがいちばん始末に負えないやつではなかろうか。
タレント・せんだみつお氏がこの俗語を引いて芸名としていることは、あまりにも有名な話(だった)。(KAGAMI & Co.)