弱肉強食とは、弱い者の肉を強い者が食べるという意味で、生存競争の厳しさを言い表した四字熟語。韓愈の『送浮屠文暢師序』に「弱之肉強之食」とあるのが原典。
弱肉強食の原理で肉食動物は草食動物を食い、肉食動物は死んで微生物に分解され、植物のえさとなることで、自然界の食物連鎖が完成する。しかし、食物連鎖は草食動物だけでも完成したはずであり、肉食動物が登場したおかげで、弱肉強食の血で血を洗う悲惨な世界が展開しているわけで、だれが作ったのかしらないが、肉食動物の創造は明らかに蛇足であったと言わざるをえない。(CAS)