この辞典の使い方>「し」で始まる言葉>四万六千日の意味、語源
カテゴリー:宗教、民間信仰、俗信
四万六千日とは、お寺の縁日の一つで、この日に参詣すると46000日間参詣するのと同じ功徳があるというもの。あまりにありがたいので、庶民は「四万六千日様」と殿様のように「様」付けでその日を敬っている。
四万六千日は江戸時代に盛んになった行事で、7月10日の東京浅草・浅草寺(せんそうじ)の縁日がよく知られる。人ごとながら、そんなイベントを大々的に開催したら、その他の45999日は誰もお参りに来ないのではないかと心配になってしまうが、それも取り越し苦労で、有名なお寺はこの日に限らずいつも盛っている。イベントを打ち上げる方も、参加する方も、威勢のいいキャッチコピーを話半分でたいして信用していない実態がうかがえる。(CAS)