カテゴリー:宗教、民間信仰、俗信
悟りとは、仏教における真実の智慧を意味する言葉だが、通常は、厳しい修行や試練の末にある日ふとたどりつく超越の境地といった意味合いで用いられており、いまでいうブレークスルーにあたる。つまり、野球の選手が日々の猛特訓の末、ある日突然天からの啓示を受けて、打者に見えない消える魔球を投げられるようになるといった筋書きで用いられる言葉である。
なお、似たような言葉ではあるが「ひらめき」は、たいした修行や試練もなしにあたえられる啓示であり、なんの苦労もなしに与えられ、本人だけが啓示を受けたと考えていて、それを吹聴される周囲の人々にとってははなはだしい迷惑であるものを「思いつき」という。(CAS)