三位一体とは、キリスト教の用語で、父(神)と子(キリスト)と聖霊(霊的な力。天使などは聖霊が姿を現したものとされる)は同じ神の三つの様相であるとする考え方をいう。つまり神は「三つの顔を持つ男」というわけである。
三位一体は日常でも慣用語として「政・官・民が三位一体となってこの政策を押し進めていきたい」などと、宗教関係者からみれば俗っぽい、失礼な使い方をされる。この言い方は「政・官・民間企業の一部が三位一体で癒着してこの政策でがっぽり権益をせしめたい」と言っているようにも聞こえるので、失礼さはなおいっそうである。(CAS)