功罪相半ばするとは、ある人の業績や政策の結果などに、功績と罪過が同程度にあり、よいとも悪いとも評価できないという意味。「前社長の改革により会社の利益は伸びたが、社員の離反を招きその後の低迷につながった。その業績は功罪相半ばする」などと用いる。しかし、人が何か事を起こそうとする場合、「功」となる結果をめざすのであり、「功」と「罪」が半ばするということは、「罪」がよほど目立つのであって、「功罪相半ばする」は、ほんとうは「失敗だな」と言いたいところを、相手を気遣って(恐れて)、遠慮がちに述べた言葉だということができる。(CAS)