ゴールキーパー(goalkeeper)とは、ある種の球技におけるポジションの名称で、ゴールの番人という意味。例えばサッカーという競技では、一人だけ(というか、試合においては二人だけ)「手を使う」という人間の常識をこころえている人である。ガキどもがいらいらしながら足でボールをやりとりし、ゴールに蹴り込もうとするのを、冷静な大人の対応で奪い取り、味方にやさしく渡したり、敵方の陣地遠くに蹴り込んだりする。しかし、まれに要領のよいガキに足もとをすくわれることがあり、そんなときゴールキーパーはそれまでの落ち着き払った態度を一変させて、おもちゃを奪われたガキのようにヒステリックにわめきちらす(自分の責任でゴールを許した場合は特に激しく)のである。(CAS)