ゴミとは、役に立たなくなったので自分の生活の範囲から追い出してしまいたいものの総称。つまり、定年後の夫や大学を卒業してもいつまでも家を離れない息子などのこと。
ゴミは、仏教で五種類の味を意味する五味(ごみ)を語源とするといわれる。五味とは、牛乳からバターを作るときの五段階、乳味(にゅうみ)・酪味(らくみ)・生酥味(しょうそみ)・熟酥味(じゅくそみ)・醍醐味(だいごみ)の五種をいい、また他の経典では、甘味・酸味・鹹味(かんみ:塩辛味)・苦味・辛味の五種であるともいう。そこから、さまざまなものという意味に転じ、さらにさまざまな不要なものというゴミに至った。つまり、身体に取りいれるものから、身体から出て行くものに移り変わったわけで、食べ物がうんこになるように自然ななりゆきといえないこともない。(CAS)