カテゴリー:遊び、流行、趣味、嗜好、ギャンブル
ごっこは、子どもの遊びを言い表すさいに、「鬼ごっこ」「チャンバラごっこ」などと接尾語として用いる。もとは、「せいくらべ」や「うでくらべ」などの「くらべ(競べ)」から来ているようで、要するに「競争」の意味。「くらべ」が「こくら」または「ごくら」と変化し、「ごっこ」になったものらしい。「鬼ごっこ」「チャンバラごっこ」などの使用例は「競争」の意味あいが強いが、「お医者さんごっこ」「電車ごっこ」などは「競争」というより「シミュレーションゲーム」である。しかし「競争」にしても「シミュレーションゲーム」にしても、「ごっこ」遊びは、子どもたちが大人の競争社会や異性との不純交遊や殺し合いの世界を事前に学ぶという重要な役割があるといえるであろう。(CAS)