くしゃみとは、周囲の人々を驚愕させるほど大きな音をたてて発しないと、気分がすっきりせずストレスがたまる生理現象。
くしゃみの音が大きいのは、単なる息の激しい排出と同時に、言葉を発声しようとする傾向があるからだ。くしゃみと同時に声を出さなければ、やや激しい咳と変わらないので、回りの人は誰も驚かない。そこで、中高年の男性などは特に、くしゃみを咳と明確に差別化し、くしゃみであることを男らしく表明して回りの者をあっと言わせるために、意味のない声を一緒に発しているのだと思われる。
くしゃみの際、日本人は「ハ音」を発声したがる、だからその音は「はくしょん」などと表記される。フランス人は語頭のH音を発声しないので、たぶんこういうくしゃみにはならないだろうと思われる。(CAS)