カテゴリー:日本論、国民性、習慣、礼儀
気とは、人間の感情や行動に影響を与えるもののうち、目に見えず、音も聞こえず、臭いもなく、感触もないもの。つまり、理由はよくわからないが、私たちにある感情を起こさせ、ある行為にかりたてるなにものか。
「気」は特に私たちの精神活動に用いられることが多い。強い「気」の所有者は、自分の持っている技術や身体能力以上の力を発揮することができ、極端なケースでは、相手に触れずに投げ倒したり、大きな声を上げるだけで相手を気絶させるといわれる。もちろん、そのような思い込みや妄想も「気」の迷いの一種である。(CAS)