既得権益とは、そこに参加していさえすれば最小限の努力で自動的にそこそこの利益を手にできるシステムのことをいい、そのシステムは「おれが守っているから金を生み続けている」と主張する人たちにより独占され、死守されている。
既得権益を守ろうとするのは、あなたが自分の発明品の権利を主張するようなもので、当然の行為ともいえるが、「おれがいたからその発明は商品化できた」「おれが他人の侵害からその発明を守っている」などと言い張る連中が、あなたの周りに知らないうちにむらがり、ぬくぬくと分け前に預かっているとしたら、あなたも違和感を感じることであろう。(CAS)