カテゴリー:ことわざ、故事成語、名言、名句
蛙の子は蛙とは、親の資質や生き方は子どもに引き継がれるものだという意味のことわざ。蛙の幼生がおたまじゃくしであるように、子どもの頃は親と違ってなにか才能を秘めているのではないかと期待させながら、成長したら結局親と同じ姿になってしまったという、どちらかというと「がっかり」な状況についていっているはずであるが、近年では、親の七光で有名になったタレントが、親子そろって「蛙の子は蛙ですから」などと、いかにも子どもにも才能があったごとく図々しく言い放つ場合にもしばしば用いられている。もっとも本人たちにしてみれば、「われわれの才能なんてたかがしれている」という謙遜のつもりでいっているのかもしれず、そうであるなら言葉の使い方としては間違ってはいない。(CAS)